相模原グリーンロータリークラブ
↑ トップページへ ↑

相模原グリーンロータリークラブ
第573回例会週報

572回 | 574回 | 2004-05週報目次
◆クラブフォーラム 職業奉仕


澁谷武男
 只今より,職業奉仕に関するフォーラムを開催致します。皆さん、ご忌憚の無い意見を述べて頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。進行については、奥村委員長に進めて頂きたいと思います。


奥村職業奉仕委員長
 「風っ子」ですっかり忘れていた今日のクラブフォーラムですが…
 「ロータリーのロータリーたる所以は職業奉仕の実践にあり」と、耳にたこが出来るほど聞かされてきましたが、改めて「職業奉仕とは」と聞かれると即座に回答するのは大変むずかしいものです。
 言葉としては「職業」とは自分のため、家族のために食を得る為の生業で、言い換えれば利己的なもので、「奉仕」とは、他の人のためになる様に働くこと、言い換えれば利他的なもので、相反する意味の言葉を結合させて出来た言葉、ロータリーでしか用いられない言葉であろう。
 手続要覧を見ても具体的にわかり易くは書かれてはいませんが、理解しているようでも充分ではない現実は私だけかもしれませんが、ロータリーとしての職業奉仕はどうあるべきなのかを今日のクラブフォーラムで確認をして、個々の人により方法、方向には違いはありますが、少しでも前進出来る様にしたいと思います。

田中紘昭
 いろいろな職業がありますが私は製造業という事業を行っております。事業を行うということは常に大きなリスクを伴っているわけですが、今私の思う職業奉仕は何としても事業を継続させていくことと思っております。そして事業を通じて雇用の確保を始め、人の幸を生み出す製品作りに努力することだと思っております。

権田源太郎
 仕事を一生懸命にやり、その時に倫理観を失わないようにする。商売が続くには、顧客様にも満足してもらわなければならないし、利益を出せれば、従業員や地域への奉仕にもつながる。

宮崎泰光
 職業奉仕の理解については難しい問題がたくさんあります。しかし要は職業を通じて社会に奉仕する。そのためには職業上の倫理観をしっかりもつことにつきるのではないでしょうか。モラルの欠如は今厳しく社会全般に問われています。所詮企業活動においてもモラルを無視しては発展維持もあり得ません。倫理観なき利益追求は認められないでしょう。

浮田 實
 “四つのテスト”を忠実に守りながら、自己の職業にはげむことで職業奉仕とする。

大野隆雄
 私の思う職業奉仕は、地域社会に貢献すること、企業を継続すること、存続させていく為には利益を求めて行かなければならないが地道に努力し会社を安定させていけば、その中に職業倫理をさがしていくことができると思う。

佐藤眞一
 職業奉仕とあらたまって言っても良く判りません。あまりむずかしく考えないで、相手の身になって考えて親身になって何事もする様に心がけています。

篠崎雅彦
 職業奉仕の理念の基本はロータリーのみなさんが携わっている職業以外に於いても一般には同じだと思います。よってロータリアンはより一層の倫理に基づいた企業人(職業人)でなければならないと考えます。もちろん社会人としてもですが。

山本正司
 職業奉仕は他の奉仕に比べてお金と結びつく奉仕です。見返りを期待しないのに結果的には見返りがあることになります。私達は専門職業人の集まりでありますので、倫理観、使命感をもってかつこれにプラスαを付け加えてささやかであるが世の為に奉仕する。職業奉仕はあまり難しく考えないこと。

小川忠久
 ロータリーに独自の職業奉仕観があるかと言えば、無いような気もします。良識ある社会人として考え行動すれば結果として社会に貢献することになります。これは、ごく一般的な事柄ではないかと思います。ロータリアンは他の人に比べ、より強くこのような意識を持つという事でしょうか。

石井中和
 地区大会でシンポジウムの話しを聞いて職業奉仕について意味が良くわかりました。ロータリーの基本は、社会奉仕と親睦と職業奉仕と三位一体の関係でそれぞれの歯車が回らなければ、ロータリー活動が出来ないのではないかと思いました。

佐藤眞吾
 建築設計の仕事で生業を立てて、これまでやって来られた訳ですが、残念ながら社会の中で様々な建築に絡んだ問題が起こっています。設計事務所としての責任が果たせていないのが現実です。欠陥建築が社会問題化した事は、設計事務所の職業倫理が欠落した証拠ではないではないかと思います。

守屋 護
 今回、みなさんのご意見を聞きよく判りました。自分の職業の不動産管理と職業奉仕との関係については、現在考慮中です。

今井 睦
 グリーンが発足した頃、黒河内先生が2回ほど当クラブに職業奉仕の卓話にいらっしゃいましたが特に医療関係者にとっては、常に職業奉仕は頭にあると思います。保険点数はいくら時間をかけても、ていねいに処理をしても同一でありそこに職業奉仕の理念がなければ大変な事になってしまうわけです。おだいじにの一言でも、心を込めて言っている言葉なのかで患者さんの気持も違うと思います。職業奉仕は他の4大奉仕のように心を豊かにするだけでなく、さいふも豊かにする、そんな事を考えています。

高橋正之
 ロータリーに入っていて仕事が変わり、「四つのテスト」を念仏のように言っている中で新たな仕事に自分の中で職業奉仕という言葉が何となく芽ぶいている様な気がしています。

福山 茂
 愛や真心を込めて一生懸命仕事をすることが職業奉仕につながることだと考えております。愛を込めて打ち込めば次第に物事の奥が見えてきます。そういう過程を積み重ねながら、プロ中のプロになれたらと思います。私でしか見出せなかった芸術家を残せれば大きな職業奉仕となりますので、絶えず努力して仕事に励みたいと思います。

柏木秀信
 職業奉仕というのは、企業経営、個人経営の結果だと考えます。永久存続という経営の本質がある限り、その存続は社会に認められ続けているということである。従って一生懸命働くことが職業奉仕であり、ロータリーは、その気付き、モチベートに多少なりとも貢献できれば良いと考えます。良い仲間が集まれば、よい奉仕をもたらすのだと思う。

村田 崇
 職業奉仕とは、会社の経営理念の中にある。企業の存続と利益の追求その結果において、いかに社会貢献ができるかを企業人一人一人が真剣に考え実践すること。企業は人の集合である。経営者も従業員も同じ人間どうし、いかにお互いを活かし合うかに尽きると思う。

神座磯男
 職業奉仕とは、一言で表現できませんが、会社が永続できるためには、地域に貢献できない企業は存在意義のない企業であると思うし発展は難しい。まずは経営理念がしっかりなければならない。つまり何の為に会社があり何の為に経営をしているのかを、社員と共にかかげ、黒字会社を継続していかなければ、何の奉仕もできない。

奥村職業奉仕委員長
 今日のこのフォーラムでは、様々なご意見を得られましたがなかなか結論の出るものではないものですが、少しでも前進できるように個々の方法および方向で是非「職業奉仕の実践」をおこなってください。
 話しは変わりますが、先日の地区大会第1日目(茅ヶ崎)での職業奉仕セミナーで、第2680地区パストガバナー深川純一様の職業奉仕の基本原理についてのお話が、具体的にわかり易く説明されており、よく理解され感銘を受けました、その内容の速報がガバナー月信(No.4号・10月1日号)に記載されておりますので、是非読んでください。プリントが欲しい方は申し出下されば用意します。

澁谷武男
 大変貴重な意見を活発にしかも真摯に取り組んで頂き、有難うございました。各人がそれぞれに考えられている・取り組んでいられる職業奉仕であって良いのだと思います。これからも切磋琢磨して多いに頑張って欲しいと願っております。此れを持ちまして職業奉仕のフォーラムを終わりたいと思います。有難うございました。