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YACさがみはら分団 2009年2月 活動報告

2月例会: 『静電気の実験』
日   時: 2010年2月20日(土曜日) 午前9時〜12時半
場   所: 矢部・青少年学習センター 中会議室
参 加 者: 団員23名、団員家族20名、リーダー5名、見学2名  合計50名


 今月の例会は静電気の実験ですが、今月から『宇宙についての短いお話しをしていただく会』を始めました。講師は団員のお父さんの高木俊暢さんで、宇宙科学研究本部の研究員をしています。
 
1)宇宙ショート講話
 今日の話は主に水星、金星、火星、木星など、木星などの太陽系の惑星に関することでした。スライドを使って大きさの違いや、どんなもので出来ているかなどの話をしていただきました。

2)静電気の話と実験
 この冬の時期は空気が乾燥していて、静電気の勉強をするのに都合の良い時です。
 先ずプラスチックと毛皮という組み合わせのように、違うものをこすり合わせると片方にはプラス、もう片方にはマイナスの電気が貯まることをリーダーに説明してもらったあと、次のような実験や工作をしました。


【電気くらげの実験】
 これは20センチくらいの長さのスズランテープを細く裂いて片方を結び、クラゲのようにします。また、細長いバルーンに空気を入れておきます。スズランテープのクラゲを毛皮でこするとマイナスの電気を帯びます。これをつまんで上に投げあげ、同じように毛皮でこすったバルーン(これもマイナスの電気を帯びます)で追いかけると、マイナス同士の電気が反発して、クラゲが浮いたようになります。あまり強く上に投げると天井のボードにくっついて中々取れず、バルーンを近づけるとますますくっついてすこし困りました。


【箔検電器の工作】
 次に静電気を調べるための箔検電器という器械を作りました。直径8センチくらい、高さ12センチくらいのプラスチック製蓋つきのガラス瓶を使いました。先ず、紙をとめるのに使うクリップの中心に明けた穴に30ミリのボルトを通してナットで止めます。ガラス瓶の蓋の中心に明けた穴にこのボルトを通し、ナットとワッシャーで止めます。そしてクリップに2枚のアルミ箔(幅2センチ、長さ8センチくらい)をはさみ、ガラス瓶にこの蓋をねじこむと検電器の完成です。このときに、アルミ箔を出来るだけ丁寧に扱って、しわなど寄らないようにするのがコツです。
 塩ビの棒を毛皮でこすって近づけるとアルミ箔が見事に開いて電気を帯びていることを知らせてくれます。中心のボルトの先を指で触ると、開いていたアルミ箔が急に閉じてしまいます。これは電気が人間の身体を伝わって逃げたためです。開いたアルミ箔に電気を帯びたものを近づけたときにさらに開くときは同じ種類の電気、反対に閉じるなら反対の電気と言うふうに電気の種類も分かります。


【電気を貯める実験】
 電気を貯める「電気コップ」を作りました。2個のプラスチックのコップの間にアルミ箔を挟み、さらに外側にもう一枚のアルミ箔を巻きます。これを机の上に置いて中のアルミ箔に電気を帯びた塩ビの棒を近づけることを何回も繰り返すとだんだんと中のアルミ箔に電気が貯まって行きます。数回この操作をして、電気が貯まったときに外のアルミ箔ごとコップを片方の手で持って、反対の手の指を中のアルミ箔に近づけるとぱちっと言う音がして指先とアルミ箔の間で放電します。あまり沢山貯めるとすこし痛いのですが。

【バンデグラーフ起電機の話】
 これは静電気を沢山発生させる器械でバンデグラーフという人が発明しました。原理は今日みんながやったのと同じで、モーターでベルトを廻してそのベルトでこすって発生させた静電気をベルトを使って金属の球に運んで貯めます。何万ボルトもの静電気を発生させることが出来ます。

 こうして今日の例会を終わりました。最後に質問の時間を作りましたが、乾電池の電気と静電気は何処が違うのか、など良い質問が沢山でました。作った箔検電器と電気コップはみんな持ち帰ってもらいましたので、帰宅したあと、いろいろなものをこすって、実験していることでしょう。電気コップの実験の時には他人を驚かせることの無いように、また心臓に病気のある人には実験をしないようになどの約束をして、解散しました。


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