相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第715回例会週報

2007-08週報目次
◆「米山奨学生としての体験から」
米山学友 オラガマゲ・チャンディマ・ニマルシリ 君 


 スリランカから来ましたチャンデイマ ニマルシリともうします。 もう日本に来て五年目になります。日本についていろいろな話を聞いていましたが、ぜんぜん日本に来るつもりはありませんでした。高校卒業後に英語を習う為に学校を探し回っていましたが、そのかわりに日本語を習うことになりました。

 とうとう2003年4月に日本へ来ることになりました。この来る事によって私の人生がかわるとは全然思っていませんでした。そこまで楽しく生活していた私は日本に留学することが大変だとは思いませんでした。家でいるときはお母さんが、ご飯を作ったり、洗濯をしたりしてくれたかららくな生活をおくっていました。でも日本に来てお母さんがやってくれたことを全部が私やるなんてとてもつらかったです。家族の誰もいないところで生活することになった日から、いろんなことを一人でやるようになりました。

 成田空港から静岡県まで行く道のけしきがとてもきれいでした。普通電車で富士宮と言うきれいな町まで来るのに思ったより時間がかかりました。富士宮につくときにはまわりは暗くなっていて富士山も見えない状態でした。
 富士山の美しさをみながら日本語を勉強することになりましたが、その美しさを説明するのに私の日本語の知識は足りませんでした。そこからだんだん日本語を勉強することは生活の中で当然でした。
 日本人とコミュニケーションするために必要だとは思っていましたが、なかなか回りの人の会話について行くことは出来ませんでした。最初は買い物するのに一人でスーパーに行くのは大変でしたが時間がたつとなれてしまいました。

 日本に来てもできるだけスリランカの料理を作るようにしていました。今でも日本の料理を作ることはできないけれど、いつか作れるようになりたいといつも思います。なぜかと言うと日本の食事で日本人は元気に生きているのを見てびっくりしました。年をとっても若者みたいに、とても元気に仕事をやっている姿をはすばらし事だと思います。だからこそ日本は世界中で経済的にもっとも成功しているのでしょう。

 日本人は自分の仕事を家族より優先しているのを見てびっくりした時もあります。この前住んでいたところにいたおじさんさんが言った言葉を時々思い出します。‘私は人生で一度も自分の遊びのために仕事を休んだことがない’と言われました。そのように昔の人たちが頑張ったからこそ今日のすばらし日本ができていると私は思います。

 日本でいろいろきれいなところへ行って見たいけれど、まだまだ時間が作れないのは残念です。日本に来て5か月たったところで富士山に登るチャンスがありました。その時私は富士宮で日本語の学校にかよっていました。焼きそばでゆうめいな富士宮ではどこに行っても富士山の美しさはきえません。
 思っていたより富士山に登るのは大変つらかった。夜9時ごろからのぼりはじめた私たちは深夜2.30ごろ富士山の上につきました。休み時間も少なめにして、早めに富士山の上に登ってどんなものがあるか見たくて気になっていました。
 上についたときは日本人が10人ぐらいいました。その人たちはしっかり服をきていて、シートをひいて寝ていました。そろそろ時間がたって行くにしたがって、―4度ぐらいのさむさを感じて来ました。一年中ずっと暖かい国でそだってきた私は―4度なんて北極に行ったように感じました。何のために富士山に登ったのか分からなくなりました。私の人生で始めてタバコを一本口にしたのは体をあたためると思ってでした。でもリュックサック中に入っていたマッチもぬれてしまっていました。
 その夜はいままでの人生の中でさいあくな日でした。陽があたるまで、2時間もかかりました。やっとまわりがあたたかくなって来ました。その時とった写真はまだ大切においてあります。こんな事を言うと日本人は怒るかもしれないけど、もし富士山が300年ぶりに噴火したらこの写真はきねんの写真になるはずです。
 でも私もそうならないようにいつも祈っています。なぜかというと、私がここまで来るのに、むこうに住んでいたほとんどの日本の人たちは手伝ってくれたからです。今でも時間があったら富士宮に遊びに行く事は忘れません、行くとおなかがいっぱいになるまでごはんをごちそうになるのは間違いない。

 大学を卒業するまで後一年半まで迫ってきました。就職活動や卒業論文などでこれからとても忙しくなると間違いない。私は大学で専門としては電気回路作っています。その一つの作品として自動運転できる電車を作りました。
 この教材を作成するに当たってポイントレール用制御基盤を作りました。このポイントレール動作させる為には大きな電流流す必要がありモータドライバ用のICを利用したオリジナル駆動回路の試作に成功しています。パソコンから指示を与え、自動的に動かせるよう、プログラムを作りまし。このプログラムに組むためにはLabViewと言うソフトが利用しました。
 Lab View はグラフィック型言語によるプログラムソフトで世界シェア3割りとなり、計測、制御分野で大に使用されるように鳴ってきているが具体的に計測、制御を体験できる教材が極めて少なく、且つグラフィック型言語を用いることになり、C言語を中心としたプログラミング言語とはことなり、初心者でも、作成しやすく間違い気づくやすい計測、制御教材が提供可能となるからです。
 LabViewはF1レースカーのレース中にマシンの状態の情報収集をはじめ、工場のラインの計測コントロールなど、広く産業界で使用されています。
 LabViewにあらかじめセンサーの箇所ごとに指示を与えるプログラムを組み減速と加速をどの箇所でするのか、ポイントの切り替えをどのようにするかといった命令を与えました。駅で10秒停車して減速と加速する自動運転に成功しました。そしてこのシステムにはカメラ付車両を利用して不審物があるかないかの判断を含めた見回り、防犯カメラの代替品としての利用方法を考える予定です。このシステムは単なる計測制御用の教材としてだけではなくセキュリティ用品として開発したいと思っています。

 私は米山奨学生になってとてもすてきな出会いと自分成功させるためにいろんなアドバイス頂いている茅ヶ崎湘南ロータリークラブのみんなさんに感謝しています。そしてこの機会を与えてくれて私の生活楽にしてくださいました、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ロータリーの皆さんのおかげで勉学にはげめます。
 日本で毎日テクノロジーが進化して行きます、それは私にはいいきっかけになると思っています。だからまだまだ日本で頑張ってやっていきたいです。そのために私の学校は私に道をあけてくれるはずです。将来楽しみです。