相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第580回例会週報

579回 | 581回 | 2004-05週報目次
◆ロータリー100周年を祝おう
田中 紘昭 会員

 「ロータリー100年を祝おう」ということですけれど、我々はたまたまロータリーの現役会員である時にその節目に立ち会うことが出来たということを素直に喜びたいと思います。諸先輩達が営々と築いてきた組織の一員として、現在その一旦を担っていることは事実です。この100年間いろいろなことがあったことと思います。又危機もあったことと思いますが、挫折することなくここまで築きあげてきた先輩ロータリアンの努力に敬意を表したいと思います。
 これからのロータリーがどのように展開して行くのかよく分かりませんが、奉仕の精神が根底に流れ続ける限りは、私もこれからのロータリーの未来に微力ながらも関わっていきたいと思っております。

 私がロータリーに入会したのは、当会の特別代表であった山口萬次さんの薦めでした。当時私はロータリークラブに入ることなど毛頭考えていませんでしたが、誘われるうちが花かな、誘われなくなったら終わりかな、と思い入会しました。
今思えばロータリーに入会したことで、いろいろな経験をさせて頂き、いろいろな人たちとの交流が出来、友達も出来ました。ロータリーに入らなかった場合のことを考えると、はるかに内容の豊富な人生になっているのではなかろうかと思っております。私を誘ってくれた山口萬次さん-----もう亡くなられてしまいましたが-----には本当に感謝しております。

 最初は準備会で横浜銀行上溝支店の会議室等で創立総会に向けて何回か会合を重ねました。そして当初36名のメンバーでスタートしました。創立総会が1992年9月4日、翌月RIからの承認、そして認証状伝達式(チャーターナイト)が翌年5月1日と、大きなイベントをこなしてきたわけですが、分からないままにも夢中で一生懸命やりました。当時は大変だったわけですが、今はとても楽しい思い出として印象に残っております。
 特にチャーターナイトのキャンペーンであちらこちらのロータリークラブを2人1組でまわった時など行き先のクラブで歓迎されましたし、又、途中の車の中などで新会員同士いろいろな話が出来、知り合うことが出来てとても良い機会となりました。
創立の時のガバナーは生沼さんだったのですが、私は生沼さんの話を聞いたり、話しぶりを見たりした時に、さすがにロータリーには素晴らしい人がいると感心させられました。それからいろいろな機会にいろいろな人と出会うたびにそのような感じを持ちました。そういう素晴らしい人たちと同じ仲間でいたいということが今まで私がロータリーにい続けている理由の一つとなっていると思っております。

 2年目の年に台湾で国際大会が開催されました。私は女房と金子さんの奥さんを連れて参加しました。参加してみてロータリーの国際的な広がり、スケールの大きさを感じ、自分がロータリーの一員であることに誇らしさを感じました。この旅行もいろいろな経験ができてとても楽しく、良い思い出となっております。
この年、私は田名の今の場所に新工場を建て、移転しました。竣工式の時、その時私の社長就任の披露もしたのですが、皆さんお祝いに来てくれました。そしてお祝いの会も開催してくれ大変感激しました。

 私事になって恐縮ですが、私は学校を出てから橋本にあるセントラル自動車へ就職しました。最初からずっと長く勤めるつもりは無くいずれ独立したいと考えておりました。たまたまある出会いで星工業を知り、会社に勤めながらゼロ研という名で星工業の設計のアルバイトをしておりました。
 星工業の創業者は松崎さんという方で、相模原R.Cのメンバーでした。松崎さんは女の子が一人おりましたが、事業の後継者として私に是非と言われました。松崎さんは全く親戚関係のない私に事業を譲ったわけですが、先々週の卓話でお聞きのように当会の内田会員もそういう形で事業を次世代に継承しております。
 中小企業の事業継承はいろいろ難しい問題を抱えておりますが、株の保有もその一つです。内田さんは綿密な計画を立て、着々と実行し素晴らしいい形で継承したわけですが、私の場合は、時価発行で増資をし、全額私が引き受ける形で株の過半数を持ち、実質的に継承しました。

 最後に、ロータリーの良いところとは何だろうと考えてみますと、私は「他人を認めることを認識する場である」というところが一番かなと思います。
 いろいろな職業、立場の人がいるということで、考え方もいろいろと思いますが、一旦考え方の違いを認め合った上で、共通のプログラムを実施していくところが素晴らしいのではなかろうかと思います。
 どうしても相容れない場合があったとしても、ロータリーは1年で交替という、これも素晴らしいシステムになっております。余り後に引きずらず、毎年毎年新たな気持でスタートすればロータリーもこれから又100年、200年と繋がっていくのではないかと思っております。