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YACさがみはら分団 2008年8月 活動報告

8月例会: 『夏休みキャンプ』
日   時: 8月12日(火曜)〜13日(水曜) 1泊2日
場   所: 神奈川県立 愛川ふれあいの村(愛川町)
参 加 者: 団員16名、団員家族6名、リーダー4名、見学3名(団員友人) 合計29名


 午前9時25分、淵野辺駅南口からバスで出発。愛川町の「撚糸組合前」のバス停に10時過ぎに到着して、ここから渓流沿いの道をふれあいの村まで歩きました。途中にはホタルの幼虫が食べるためのカワニナと言う巻き貝を育てているところなどがありましたが、どう言う訳かそこにジャガイモが沢山転がっていました。11時頃、ふれあいの村に到着すると、すぐに入村式でした。他の二つの団体も一緒に入村式を行いましたが、団員二人が宇宙少年団を元気よく紹介して、早速宿舎のしらかば3号棟に向かいました。

 各自荷物を整理した後、持参の弁当で昼食をとり、一休みしたのち1時から模型飛行機の製作を開始しました。曲げた竹ひごで主翼と尾翼を作る本格的なゴム動力の模型飛行機で、初めて作る団員はリーダーや父兄が指導しました。2時間半くらいでほとんど完成した団員もいましたが、まだあまり進んでいない子もいました。夕食のバーベキューバーの準備をするために3時45分くらいで工作を打ち切りました。


 バーベキュー場は宿泊棟から斜面を登った上の方にあり、食材や道具は食堂からリヤカーでみんなで運んで行きました。割り箸と新聞紙を使って炭を赤くおこすのですが、約1時間近くかかって5時すぎにやっと炭が真っ赤におきました。この炭火の上に金網を載せて牛肉、豚肉、ソーセージなどの肉類とトウモロコシ、カボチャ、タマネギ、ナスなどの沢山の野菜を焼いて、みんなでよく食べました。6時からは割り当ての入浴時間でしたが、夜の星の観測に備えて7時までには全員お風呂を済ませました。


 8時からは長谷川リーダーの天文の話で、奥村リーダーが準備したプロジェクターとパソコンを使って夏の夜空の話や、今夜出現のピークを迎えるペルセウス座流星群、さらに来年7月に見られる日食などについても説明を聞きました。準備したパソコンのソフトには、流星群の出現の様子まで入っていて、ペルセウス座流星群が流れる様子を本当の空のように体験できました。あちこちに流れる流星の跡をたどると、どれもペルセウス座の方向に集まるのです。

 9時頃までお話しを聞いたあと、星を見ようと戸外に出て見ましたが、あいにく地上付近はもやがかかっており、山の姿も少しぼんやりとしているような状態でした。見上げても月以外は木星くらいしか見えませんでしたので、早々に観測を打ち切って宿泊棟に戻りました。今年は星がよく見えなかったので、夜中に外に出る子はいませんでしたが、消灯時間を過ぎてもなかなか寝つけないようでした。

 翌日は7時に朝食。部屋を清掃したのち、9時からはカブトムシ棟という建物に移動して、模型飛行機の製作の続きを行いました。もう完成している子どもたちはヘリュームガスを使った飛行船を作って遊びました。これは40センチくらいの大きさの飛行船で、ヘリュームガスをボンベ2本分入れるとふくらんで空気中に浮かびます。重さを調節するための動物の切り抜きがついていて、サルやキリンなどの動物の切り抜きを作ってゴンドラに載せて重さを調節すると、丁度飛行船が空中に浮かぶようになります。ここでプロペラを廻すとゆっくり前進して、本物の飛行船のようでした。


 完成した模型飛行機はまず室内でゴムを巻かずに手で投げて飛ばし、その飛び方を見て重心位置の調整や翼のねじれなどの修正をしました。そのあと近くの「栗の木広場」に出て、10時半ころからゴムを一杯に巻いて飛ばして見ました。2〜3回練習した後、滞空時間の長さを計って競争しました。はじめはすぐに地上に落ちるものばかりでしたが、どうしたら良く飛ぶか、を考えて修正して、格好良く13秒以上飛ぶ飛行機も出てきました。


 昼食の後、午後1時に退村式を行って帰途につきました。ふれあいの村からなるべく日陰の道を選んで坂を下り、半原のバス停まで歩きました。バス停の隣に愛川繊維会館があり、ここで午後2時から「藍染め」を体験しました。

 これはタデ科のアイという植物からとった染料で布を染める体験ですが、ただ一様に染めるのではなく、染めたときにいろいろな模様が現れる染め方を教えて貰いました。それは布をいろいろなかたちに折って割り箸で挟んでゴムバンドで留めて染める方法です。こうすると染料がしみこまないところが出来て白く抜けて模様が出来ます。40センチくらいの木綿の布を使って、それぞれ気に入った模様が出るように細工をした後に、藍の染料を入れた容器にこの布をつけて3分間液の中で染料がしみこむようにもみます。引き上げてゴムバンドを外すとみるみるうちに色が黄色、緑色を経てきれいな青色に変化します。これは染料が空気に触れて酸化して色が変化するのですが、同時に水に溶けなくなって洗っても落ちない丈夫な染め物になります。(⇒みんなの作品


 染め上がったハンカチを大事に持って半原のバス停から淵野辺行きのバスに乗って帰途につき、予定通り4時40分ころ出迎えの家族の待つ淵野辺駅南口に到着しました。いろいろなことを体験できた楽しいキャンプでした。



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