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YACさがみはら分団 2006年7月度 活動報告

7月度例会: 『水ロケット競技会2006神奈川・東京および国際水ロケット競技会国内予選会』
日   時: 7月17日 午前9時〜午後4時
場   所: 相模原市三段滝下多目的広場
参 加 者: 団員19名、団員家族16名、リーダー7名、分団関係一般8名 合計50名
厚木分団、横浜分団も入れて総勢約100名参加

宇宙少年団相模原分団

 7月例会は今年で3回目になる厚木分団と共同開催の水ロケット競技会に加えて、今年の11月にインドネシアで行われる国際大会の国内予選会もかねて行われました。相模原分団では次のように製作会と的当て研究会を行って競技会に備えました。

1)水ロケット製作会
 第1回目
  日時:7月9日 午後1時〜午後5時
  場所:矢部、青少年学習センター中会議室
  参加者:団員19名、団員家族13名、リーダー2名 合計34名

 第2回目
  日時:7月16日 午前9時〜12時
  場所:ソレイユ・さがみ
  参加者:団員7名、団員家族4名、リーダー1名 一般2名 合計14名

宇宙少年団相模原分団 今年の競技会では各分団が事前に製作会を行って、出来上がった水ロケットを持参する方式でした。2回に分けて行いましたが、どちらの会場も大勢の団員が参加して、盛会でした。もうほとんどの団員が水ロケットを作ったことがありますが、相模原分団では毎年構造に工夫をして、良い成績を上げることが出来るようにしています。今年はさらに尾翼の取り付け方に改良を加えました。そして、何よりも注意したのは、すべて正確に作ることでした。

宇宙少年団相模原分団 今年は中学生だけが参加できる的当て競技(インドネシアで行われる国際大会の予選)に使用するロケットは、ペットボトル一本のものを使いますので多くの中学生が一本式と2本連結のもの両方を製作していたようです。

宇宙少年団相模原分団 ノーズコーンと尾翼の形は自由に設計してもらったのですが、ペットボトルの頭の部分や、お尻の部分をうまく利用したものもあり、感心しました。 2本連結のロケットは去年のものを改造したり、修理したりして、今年の大会に備えていました。

2)水ロケット的当て研究会
  日時:7月15日午前6時〜8時
  場所:勝坂歴史公園スポーツ広場
  参加者:団員7名、団員家族2名、リーダー2名 合計11名

宇宙少年団相模原分団 的当ては分団では始めて経験する競技です。これは、70メートルの所に的をおき、その的にどのくらい正確に水ロケットを命中させるかを競います。相模原分団ではこれまでやったことがないので、研究会を開きました。会場の予約が遅れたので、早朝の6時からの研究会でしたが、熱心な団員が集まって、水の量、空気の圧力、発射角度などを変えてデータを取りました。おかげで最初はかなり的から外れていたのが、だんだんと的のすぐ近くに着地するようになりました。

3)水ロケット競技会2006神奈川・東京および国際水ロケット競技会国内予選会
  日時:7月17日午前9時〜午後4時
  場所:三段滝下多目的広場
  参加者:団員19名、団員家族16名、リーダー7名、分団関係一般8名 合計50名
      厚木分団、横浜分団も入れて総勢約100名参加

宇宙少年団相模原分団 前の日の予報では確率50%の雨の予報でしたが、テントをたてようという時になって、予報通りに少しずつ雨が降ってきました。テントを二つ立て、二つのテントをすっぽりと覆うように大きなブルーシートをかぶせました。これが成功して、雨にもかかわらず競技会を行うことが出来ました。国際大会の予選会としての的当て競技はどうしてもこの日に行わなければいけないので、順番を変更して的当て競技を最初に行うことにしました。

宇宙少年団相模原分団 最初は的当て競技です。70メートルの所に旗付きのポールを立て、それを中心にして5メートルと10メートル(本当は15メートルでした)の円を描きます。発射台のガイドの方向を慎重に的に向け、水の量、空気圧、それに発射角度を各自選んでセットして発射します。60度くらいの高い角度を選ぶ子どもや、極端に少ない水の量(100ミリリットル)で発射する子もいて、考えかたが子どもによってこんなに違うものか、と感心しました。

 得点の計算方法は的と着地点の距離を計測してその距離の5倍を100点から引く方法です。15メートル以上離れている場合は0点になり、計測しません。 2回行って成績の良い方を得点としました。

宇宙少年団相模原分団 次は距離競技で空気圧をなるべく正確に一定にするために、今年から電動ポンプを使用して、圧力を一定にするためのレギュレーターを採用しました。設定した気圧は7気圧で、昨年よりも少し圧力は低くなりましたが、この会場では7気圧くらいが適当と考えられました。さらに失格領域を距離50メートル以下、角度左右15度以外に決めて、この領域に着地した人は計測しないことに決めました。そのために機体検査を厳重にしましたので、思わぬ方向に飛ぶロケットはほとんどありませんでした。

宇宙少年団相模原分団 発射準備完了の確認には、日本のロケット研究の第一人者である糸川先生がペンシルロケットの実験に使用したランプのセット(複製品)をJAXAからお借りして、使用しました。これは各段階の準備が完了すると一つずつランプを点灯して準備状況が分かるようになっているもので、遠くからもよく見えたそうです。全部の準備が完了すると発射係の旗が赤旗から白旗に代わって、発射OKです。距離の測定は50メートルの所に引いた円弧から直接巻き尺で測りました。

宇宙少年団相模原分団 最後は高度競技です。2本連結のロケットは飛びすぎるので、この会場での距離競技には不向きで高度競技用です。測定方法は、本当は真横からにしたいと思いましたが場所が無く、昨年同様、100メートル離れた前方から2台の高度計で測定しました。この点は将来は検討する必要があります。圧力は距離競技と同様に一定の圧力(7気圧)にしたしたので、昨年の成績とは比較出来ません。

このほかにアトラクションとして、双胴型水ロケットに空撮用のカメラを積んで打ち上げ、上空から無線で映像を送って地上で受信することも行われ、成功しました。

各競技の優勝者およびその記録は下記の通りです。

競技名参加者数優勝者記録
的当て競技9名一ノ宮くん(相模原分団)81.35点
距離競技25名鈴 木くん(相模原分団)119メートル
高度競技12名今 井くん(相模原分団)121メートル

 最後に色々とご援助いただいた相模原グリーンロータリークラブの皆さん、スタッフとして働いていただいたロボットチームの中学生、およびご協力頂いた宇宙開発機構の方々にお礼申し上げます。<澤井>

宇宙少年団相模原分団

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