相模原グリーンロータリークラブ
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第533回例会週報

532回 | 534回 | 2003-04週報目次
◆最適な保険とは
角田 信彰 会員

 現在私はインシュランスプランナーとして来年9月に独立するため、一生懸命リスクコンサルティングの勉強をしています。
 保険と名がつくものは全て扱いますが、その中でも最もポピュラーと思われる自動車保険と火災保険、又生命保険の説明を見積例を見ながら簡単にしたいと思います。
まず、自動車保険の説明をさせていただきます。
1番は一般的な契約例です。
2番はその1のプランの『対物賠償』2000万円を無制限にしたものです。
3番はさらに『搭乗者障害』を外し人身障害のみにしたものです。

 搭乗者障害(日数払)・・・入院15000円、通院10000円×180日が限度になります。
(部位症状別払)・・・お身体の怪我をした部分や症状によって、一定の金額をお支払いする。(例えば手指骨折15万円)
◎人身障害?治療費+休業損害+精神的損害+病院までの交通費などが全て出ます。又、歩行中に跳ねられた場合や他車乗車中でも補償対象となります。
よって、人身障害を付けておけば、搭乗者障害がなくても大丈夫と言うことです。が搭乗者障害を重ねて付けておいても、人身障害と双方出ますのでより厚い補償が得られる事になります。(例えば入院時の個室ベッドの差額代などとして支払う。)

 次に火災保険の説明をさせていただきます。
火災保険の建物の金額は神奈川県は1平方メートルあたり196,000円となっており100平方メートルの家でしたら建物の評価は1960万円となるわけです。又、火災保険で最も大事なのは「価額協定特約」が付いているかどうかです。「価協」は建物の評価の+?30%で保険金額を付けた場合に自動付帯されてきます。(最長5年間の契約まで)見積の場合は評価を2000万円でやっておりますが、保険金(=保険料)を下げたいのであれば1400万円にしておけば良いのです。
 もし「価協」付きでなければどうなるかというと、保険金は経年減価されてしまいわずかしか支払われません。ところが「価協」付きだと20年前建てたものでも再調達価格で支払われるのです。(例えば20年前50万円かけた床柱が現在70万円したら、その金額が支払われるわけです。)そして地震保険ですが、この保険は地震によって起こった火事やその他の損害に対して地震保険金額(建物金額のMAX50%まで)が支払われるわけですが、勘違いしやすい例は、もし隣の家が地震によって火事になったとします。そしてそれが原因で自分の家が火事になったとすると、自分の家は火災保険に入っているから大丈夫だと思っても、地震保険に入っていないと保険金はおりません。

最後に生命保険の説明を致します。
まず保障金額の決め方
年収600万円(30歳のサラリーマン)
 月収500,000×88%(社会保険等12%)=440,000円
 440,000×70%(夫の死亡により)=308,000円
 308,000-130,000円(子一人いる場合の遺族年金)=178,000円・・・この金額が一月に必要な保障額となるわけです。これを60歳(退職年齢)まで保障すると
 178,000×12ヶ月×30年=6480万円となります。
 しかしこの金額は30歳の今必要な金額であって60歳までの半ば45歳では3240万円あればいいわけです。
 このように合理的に必要保障額を決めることにより低保険料となり、より老後のための貯蓄に拠出できるというわけです。また、Aのように支払いと解約金が同じものや、Bのように払込期間終了まで解約しなければポンと解約金が増えるものなどがあります。