相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第516回例会週報

515回 | 517回 | 2003-04週報目次
◆ガバナー公式訪問

中西ガバナー卓話
 皆さんこんにちは。公式訪問は、年内中に地域内のクラブを訪問したいと思っています。
 ガバナーノミニーを仰せつかったのが1年ちょっと前で、それから準備をしましたが、そのうちアナハイムに1週間プログラム、教育のセッションに参加しました。
 帰国後は、話をすべて覚えていませんが、要するにロータリーとは、会員を増強し財団の寄付をする組織を作れというのがメインでありまして、私は行く前から必死に抵抗して洗脳されまいとして帰ってきました。
 RIと日本のロータリーの関係、財団の重要性もおぼろげながら分かってきました。
 7月1日よりガバナーになりましたが、今日はRI会長の代理ということでこちらのクラブに来ましたが、一方で鎌倉西ロータリーのメンバーであることとの葛藤があります。

 RI会長ジョナサン・Bマジィアベさんのテーマ「手を貸そう」はそのとおり受け取ってください。RI会長が昨年度はタイ、今年度はアフリカと、2年連続で欧米を離れました。「手を貸そう」に昨年度の「慈愛の種を播きましょう」に続けても良いと思います。
 RI会長ジョナサン・Bマジィアベさんはアフリカのナイジェリアの出身です。貧困救済に世界のロータリーが「手を貸そう」というのがテーマです。
 オーストラリアのブリスベン国際大会に4日間出席しました。RI会長は、弁護士で奥様が社会奉仕にたいへん理解を示していましたが、6月4日に奥様が急逝されショックを受けました。
 RI会長は、奥さんの病気の状況を知りながら国際大会を精力的にリーダーシップを取られました。ロータリー奉仕は家族とともにやっていただきたいということで家族委員会の設置をいわれていますが、親睦委員会にあるのではなく、独立して設けて頂きたいのですが、地区でも暗中模索状態です。
 日本では、昔から夏の行事や年末に家族や時には物故会員の家族をロータリーに招待しています。クラブを超えた家族同士の付合い、奉仕をして頂きたいと思います。RI会長の「奉仕する所にはすべて手を貸して欲しい。」というテーマです。
 このクラブは、会長、幹事と話しましたが、あらゆる奉仕活動に積極的に取り組んでいて、12年目の油の乗っているクラブだと感じました。
 2780地区では、ここ10年新設のクラブがありませんので、地区全体がマンネリ化していますので、グリーンロータリーにはフレッシュな感じを受けました。

 アナハイムの研修で感じた事は、世界のロータリーの流れが変化しています。クラブ計画書にある「歴代会長とテーマ」をみるとロータリーの目指しているところがわかります。
 RIは考え方が世界的な奉仕団体としてクラブを巻き込んでいこうとしています。従来、日本のロータリーはクラブ単位で職業奉仕を中心に「奉仕する人の団体」ということだったのを、RIは団体で奉仕しようとしています。
 職業奉仕や職業分類を重要視していません。職業奉仕や職業分類を元に一業種5人ということですが、5人までではなく、「一業種1人、必要ならば5人まで入れますよ」ということです。会員、名誉会員だけになり、分かりやすくしたものと解釈しています。

 今日、お伺いする前にガバナー事務所によって来ましたが、7月1日から地区の会員数が150人くらい減っています。2,700人で予算組みしていましたのでショックでした。グリーンロータリーは、5年間で1名減ということで立派なクラブ運営をしていると思いました。
 日本で世界初の地区の合併が行われました。手続要覧の1地区75クラブ以上、2,700人以上を切ってきたということは大変危機感を持っていただいてよろしいと思います。私は各クラブはプラス1で、減らさないでくださいというメッセージです。数合わせの増強は戒めなければならない。会員選考、職業分類、会員増強は慎重に留意して頂きたい。

 RIの拡大増強の担当理事は100年後にロータリーは存在するかと投げかけてきました。日本のロータリーは原点に返るということが大事だと思います。社会奉仕は、地元行政に聞いてください。職業奉仕は経済情勢が厳しい状況にあって、職業があってのロータリアンですから発展がベースです。ロータリーは職業による相互扶助が原点で、会員相互扶助でロータリーの職業倫理に基づいた前提で地区内外のロータリアンに提供して頂きたいと思います。任意で本当の職業別名簿を作りたいと思います。国際奉仕は大変難しいテーマです。財団を活用して頂きたい。いろいろなプログラムがあるので出すだけでなく活用プロジェクトを使って欲しいと思います。

 GSEは今年は行います。相手先はアメリカのカンザス州5710地区です。派遣は来年の4月16日から5月13日で、一緒に帰ってきます。相手側は国際大会に出席したいといっております。
 RYLAは、今年度は休止し、充電期間とし来年から行います。地区指導者育成セミナーを1泊2日で行いたい。竹内PGが先頭で、各クラブの若手有望なロータリアンと徹底的に語り合い、地区の指導になって頂きたいというプログラムです。国際大会の全員参加は有難い事です。この地区でカクテルパーティーを企画したいと思います。

 青少年財団関連の話で、約100年くらい前の話でスコットランドの農家フレミングさんが、近所の池で溺れていた少年を助けました。助けられた少年の父親の紳士が立派な馬車に乗ってお礼としてお金を渡そうとしました。しかし、その農夫は紳士に「当たり前のことをしただけだから、受け取れない」といいました。紳士は恐縮して帰ろうとしたとき、農夫の息子に出会い、その少年に教育費の援助をしたいと申し出ました。その少年は有名校に進学し大学も奨学金で勉強し、ペニシリンを発見しました。1945年にはノーベル賞医学賞を受賞。後に、先の紳士は病気をペニシリンで、命が助かりました。そして、助けられた少年は1953年ノーベル文学賞を受賞したウイストン・チャーチルだそうです。このように、奨学金は非常に大切なものだと思います。
 


当クラブの四大奉仕と新世代奉仕の委員長方針
クラブ奉仕
 毎週1回会うという事で、すばらしい仲間を作ることが出来ると思います。

職業奉仕
 中西ガバナーの職業で会員相互扶助ということは同感でいい事だと思います。団結力がある奉仕ができると思います。

社会奉仕
 自分の住んでいる地域に密着したもの社会奉仕が良く、また、他クラブとの合同奉仕も良いと思います。

国際奉仕
 国際大会に全員参加したいということ。イラクの戦災遺児に援助をしたい。2月の国際月間にむけて関わりのある在外外国人を例会に招待したい。
新世代奉仕
 RYLAに期待していました。子供たちに良いアドバイスが出来ればと思っています。

中西ガバナーのコメント
 社会奉仕委員会は、行政に聞いて欲しい。
 RYLAは、1年間充電して、来年は実施したい。





以下 意見・質疑応答

1.青少年交換の現状を如何に把握されておられるか?その現状と課題は?
 失敗事例の共有は為されているのか?

中西ガバナー
 地区では成功例は発表されている。留学生の親と事前にメール交換したホストファミリーは大変良かったとのこと。ホストファミリーの対応にばらつきがあると、難しい。来年度は、学生の数を半減し考え直すようにする。

小林会員
 鄭君は日本語2級検定にも合格し、帰国後、1級にも合格した。家族ぐるみの交際ができている。ララ君は、家の電話で鄭君と話ているのを聞いてうれしく思った。

原会員
 過去の受け入れで苦労した問題を提起したかった。我々の苦労を組んで欲しい。

2.2004年1月実施予定の「地区指導者養成セミナー」の内容は?
そもそもロータリーにおける「あるべき指導者像」は如何に?

中西ガバナー
 竹内PGと相談して日本人の人間関系を大事にしたプログラムを組みたい。
 ロータリーの指導者像は、企業とは違い善意を持った人の集団なので、強いリーダーシップを持つ人は、10年に1人か2人でよいと思います。ロータリーのリーダーは、細かい事をとやかく言わず会員の総意を結集できる人が相応しいと思います。各クラブの特色を生かしたリーダー像を皆さんに選んでいただきたい。

3.重畳的なテリトリーにおける地域奉仕の留意点は何か?クラブ間の地域奉仕事業の情報交換は十分なのか?安易な重複はないか?
関戸ガバナー補佐
 グループ単位で友情を深めるものを、出来るものからしたい。
宮崎会員
 10クラブの横の繋がりを大切に、地域に密接したもの。

4.ガバナー自身がお考えになる「ロータリーの特色」、「ロータリーの良さ」、「ロータリーの味わい」とは何か?

中西ガバナー
特 色:インターナショナル、アナハイムで世界の国旗を見、また他国の人にサインをもらうというプログラムあり、ロータリーの国際性が良くわかった。
良 さ:積極的に取り組むと良さが良くわかる。
味わい:苦い味や甘い味、厳しい時もあり七色にかわるもの。

5.DLP 制度の願いを踏まえ、当地区におけるガバナー補佐制度の現状と課題は?そもそもガバナー補佐制度の研修はあるのか?その必要性は?

戸ガバナー補佐
 研修を行いガバナーとは意見が90%一致している。
中西ガバナー
 チームワークも完成し同一の連絡会、自信を持って対応できる。 ガバナーの仕事は大変で、自分の仕事が出来なくなるが、ガバナー補佐制度をうまく活用すれば出来るようになる。
 ガバナー補佐は、少なくとも年4回伺います。