相模原市における地域奉仕とは?

執筆者:原 会員 相模原グルーンロータリークラブ


 

<相模原テリトリーにおける地域奉仕のありかた> 

(1)相模原テリトリー(90平方メートル、60万人余)は広大!
本来の相模原市の成り立ち。軍都として、中心市街を持たずに成立,隙間だらけの都市であった 。
その後、首都圏ベットタウンとして昭和40年代から急膨張した。 
現在では、分散した拠点が成立している(橋本、JR 相模原・矢部・中央、淵野辺・古淵、
相模大野、小田急相模原、上溝・田名等)。 60万超大都市として新ビジョンが求められている!
ちなみに最初の相模原RC がスタートした頃の人口は十数万人に過ぎない。
本来は、相模原上溝、同橋本、同相模原中央・矢部、同淵野辺・古淵、同大野、
同小田急相模原等としてテリトリーを小分けにすべき実態であろう。
 ・ 市内に散在する個々の会員に、「我が町の奉仕」という実感はあるのか?
 ・ 全市に対し、各RCそれぞれ数十人、市内に散在する会員で手に余るか?
 ・ 各RCは今まで特に問題を感じていないのか?地に足のついた奉仕は出来ているか? 
 ・ 市民共通の課題は何か?
我々の奉仕対象の全体マップの描きと重点化が肝要。
実態として8RC における重畳的テリトリーと考える。
 ・ 各RCの構成会員は市内全域に散在してはいないか?
 ・ 相模原、中、東、北RCは北半分、しかし、市内全般・全市民を対象とする奉仕事業はないのか?
大野、グリーンは市内全域 !
 ・ 増強でのテリトリーのイメージは?
 ・ 区分わけされているか? 

(2)各RCの地域奉仕の特徴・特色は何か?
重畳的テリトリーの下で、お互いにその違いを認識しているか?
お互いに重複した奉仕の実態はないか?(例―相模川の清掃奉仕)
市民から見ればロータリークラブとして、それぞれ同一ではないか?

(3)「地域奉仕」の在り方→決議23−34が基本なのは当然!
・ しかし「実績は問わず!」としても「お役に立っている実感が伴わず!」ではどうか?
・ 自己満足に堕していないか?
・ 「消化する地域奉仕」、「思いつき奉仕」、「会員一部のみの奉仕」はNo!
・ 我々の基本的課題は「テリトリー過大」の問題。そこにあきらめはないか?
・ しかしこれは年々「地域の学び」をクラブ全体で積み上げることによる解決が基本!
・ 「地域学」の求められる所以=社会奉仕委員長会議等にて!
・ さらに「単年度主義の限界」もあろう。
・ もし事業の特性、事情で継続事業やむなしとした場合その取り扱いはどうする。
・ 「単年度主義の限界」と「継続事業の弊害」との調和はあるのか?

(4)具体的な対応策  
1. 相模原全域を対象に年一回は8RCでの合同奉仕を行う(第五分区全体も有り得る)。
 ・ なるべく継続事業は避け、年々の市内全RC社会奉仕委員長会議」にて検討して煮詰める。
 ・ 合同で相模原という地域を考え、勉強するのも大きな意味がある(進化する地域学習)。
 ・ 取りまとめはガバナー補佐の役割であろう。
 ・ 今年度は、第五分区にて「薬物乱用防止キャンペーン」を同日各所一斉にて、実施する予定(11月)。
 ・ 予算は各ロータリアン一人あたり五百円とした。
2. 当グリーンRCでは前年度は各家庭集会ごとに、我が町奉仕を実施した。
 ・ 橋本は二本松での植樹、相模原中央では「親子でふれあう昔の遊び」として地域の子どもたちとの交流、
    上溝では新駅舎へのベンチの寄贈等である。
 ・ 各集会での奉仕予算は20万円、全員がもれなく我が町の奉仕を考えるところに妙味があった。
 ・ 継続も有り得る。
3.当グリーンRC全体としては、地域奉仕の独自のターゲットを
    宇宙と青少年に関連する事業に絞り込んでいる(中期目標)。
    10周年記念事業として、宇宙少年団相模原分団を設立した。
    また、文部科学省宇宙科学研究所の対外協力室の的川教授を名誉会員とし、
    ご協力をお願いしている。