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林会員:「チヌ釣りの楽しさ」
2002年2月22日
 黒鯛、関西方面では「クロチヌ」又は「チヌ」ともいわれ、日本全国 沿岸魚で内湾に多く、いつも水深5m〜50mくらいの砂泥底に住み、 どん食性で尾びれで海底を掘りゴカイ類、ウニ類、小型貝類などを 捕食する雑食性の魚である。我々の住んでいるごく近場の茅ヶ崎の 磯辺でよく釣れる。ここの釣りは茅ヶ崎の「コジキ」釣りといって 腰に空き缶をぶら下げて、その中にえさに使うサナギと撒き餌に使う サナギを入れて釣ることからその名が付いたらしい?
 船底に清丸というのがあり、早朝陸にあげている船台にのっている 渡し船用の船を最初は左右に揺らしながら動きが出てきたところで 海に向かって一挙に押し出す、この作業をしないと船に乗せてもらえ ない? この船でそれぞれの目的の島へ渡してもらうことになる。
 「エボシ」「あけの大島」「スズキ島」他いろいろな所へ、まず 仕度振り出し外ガイド付 三間半位の竿、タモ釣った魚を入れる 浮き付きの網、釣った魚の鮮度保つため生け簀のかわり、帰り際 に行き〆めにするため 他諸々を入れるリュックサック、そして 磯足袋、カッパ、磯足袋は裏にイボイボコケが生えていてすべり にくくなっているものを着用し乗船する。船で約10分エボシ岩 は30分くらいで岩にのることが出来る。岩に船から渡る時が 一瞬緊張する場面である。船頭は波の方向、風の方向を見ながら 船の軸先をエンジンを逆噴射しながら岩に付ける。
 接岸した時はエンジンを前進に入れ、ふかしながら岩に渡るのを 待つ。すばやく船頭が渡る道具をすばやく手渡しする、全員が渡り 終えると道具を波にさらわれない様な安全な場所へ移す。各人 自分の好きなポイントに移動し、まず足元からこませの撒き餌の サナギをまく。
 次にすばやく仕掛けを作る、朝の一投目は魚が釣れる確率が高い のでみんな競争である。スピニングリールをセットし竿に糸を 通し、ウキ、2ヒロ半くらいのミチ糸、チヌ用ハリ、ガン玉 (サナギを沈めるためのおもりのこと)を付け、まず足元から さぐる。いっきの真っ黒な黒鯛がいるためどきどきする一瞬で ある。
 運良く釣れば巡おくりにその場所へみんなが入っていく。 みんなに等しくチャンスを与える意味合いもある。立ちウキ あり、寝ウキあり、色々な色のウキあり、近場を攻める人あり、 遠くを攻める人あり、潮の流れ、こませの流れを読み切れた人 がその日笑う人です。帰りの船の中は釣れた人、釣れなかった人 悲喜こもごもです。
 たいていの人はボウズで帰ることになります。この黒鯛釣りの 人気の秘密は細い糸で(0.5-1mm)釣る竿がやわらかくてよく しなり、魚を取り込むまでのやり取りが非常に面白い、そして 食して美味しいことではないでしょうか。
 刺身よし、焼いてよし。